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ハイメルツ工法とは?ハイメルツ工法の特徴・利点コスト比較発泡スチロール見かけ重量算出例注意事項
 

ハイメルツ工法とは・・・
 
ハイメルツ工法は、HM溶剤に発泡スチロールを入れ、その容積を素早く縮めゲル状に変化させるシステムです。
 
ゲル状スチロール樹脂はプラントで分離し、固形ペレットは様々な商品として、
  また新エネルギーとしても利用できます。
  燃焼させた場合、重油と同程度の熱量を得ることができます。
【HM-130】
 
つまり、廃発泡スチロールはハイメルツ工法により、次なる使命を持って生まれ変わるのです。
 
スチロール樹脂再生プラントで分離された乾留溶剤は、精製工場で、HM溶剤に再び生まれ変わります。  

ハイメルツ工法の特徴・利点
HM溶剤の能力(省力化)
  HM溶剤 1Lで 1kgの廃発泡スチロールを減容することができます。
  例えば家電梱包材 1㎥は約7kg。7L入りのオイル缶で減容化出来ます。   
 
       
コストダウン
  HM溶剤によりその場で約1/100の容積に減容化するため運搬費の削減が図れます。
  また、運搬車輌の排気ガスの減少にもつながります。 
 
       
省スペース化
  発泡スチロールの減容化をするのに大規模な設備はいりません。
  ドラム缶が基本の設備です。 
 
       
発泡スチロールを選ばない
  ハイメルツ工法は、プラスチック番号【PS6】であれば、再生可能です。
  食品トレー・魚箱・梱包材・建設廃材等、不可能なものはありません。
 
       
資源の活用
  廃棄物ではなく、リサイクル商品として活用できます。
  また、新エネルギーとして使用した場合もダイオキシン等を発生させません。 
  


コ ス ト 比 較

基準とする数量

8 

単位

m3 

 

新技術

従来技術

向上の程度

経済性

59500

100000

40.5

工程

1

1

0

 

新技術の内訳

項目

仕様

数量

単位

単価

金額

摘要

HM溶剤(ハイメルツ工法)

オープンドラム缶セット

70

リットル

850

59500

運搬車両費含む

 

従来技術の内訳

項目

仕様

数量

単位

単価

金額

摘要

産業廃棄物収集・運搬および処分

4tコンテナ車収集・運搬および中間処理処分

8

立方m

12500

100000

関東地区(17県平均費用) 出典:()建設物価調査会2005年度


 


発泡スチロール見かけ重量算出例

<<廃棄物用(現場設置用)コンテナ~8m3タイプ>>

・3600L×1900W×1200H≒8.21m3

 
 平面図
 
 断面図
例 1

         ○魚箱(ビーズ法成型品・EPS)(標準サイズ400×300×200H 160g/個)を積むと、
          324個/台×160g/個=51.84kg(HM溶剤必要量「約50L」)
 

例 2
     ○建材用ボード(ビーズ法成型品、化粧型枠、EPSブロック等・略称EPS)発泡50倍程度と
      仮定する (t=50 1800L×900W850g/枚)を積むと
      104枚程度×850g/枚=88.4kg(HM溶剤必要量「約90L」
例 3
 ○建設用ボード(押出法成型品、スタイロフォーム、化学畳など・略称XPS)押出成型品、
  畳床など(t=25 1800L×900W 1150g/枚) を積むと
  208枚程度×1,150g/枚=239.2kg(HM溶剤必要量「約240L」
まとめ
以上の数字は実際に積載し、計測した数値ではありませんが、
発泡ポリスチレン製品の単位重量、及び、コンテナ寸法は実測値です。
概算の検討資料として下さい。 


注  意  事  項
  • 屋内で定常的に減容作業をおこなう場合は取扱責任者を選任し、表示が必要となります(有機溶剤作業主任者の有資格者)。
  • 貯蔵が1,000Lを超過または、取扱量が200Lを超過した場合は、第4類乙種または丙種危険物取扱い者の資格が必要となります。
  • HM溶剤の付近では、火気または引火の恐れのあるものは使用しないで下さい。
  • HM溶剤が繰り返し直接又は間接的に皮膚に触れないよう注意して下さい。
  • HM溶剤による発泡スチロール減容作業は原則的に屋外で行って下さい。

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